おとぶろぐ

小説とブログを書いてます

咀嚼筋腱・腱膜過形成症の手術うけた1-3日目

 

 

DAY 0

2025.10.13 祝日

 

来たる14日の手術に備えて、

前日入院しました。

 

 

合計2週間の入院予定。

術後、数日で腫れが治まり、

後半はリハビリ生活になる旨を告げられました。

 

 

病名は咀嚼筋腱・腱膜過形成症。

 

顎の咀嚼する筋肉やそれがくっついている骨が

過剰に発達しているせいで口が通常より開かない

 

そんな病気です。

 

 

それだけだったら手術までしなくていいかなって

思ってたんだけど、

今回は親知らずが危険な生え方をしているのに口が開かないから取れないって状況になってしまい

泣く泣く手術をする羽目になった経緯です。

 

 

僕自身は、親知らずも特に今は晴れてないので、

ほんと元気いっぱいの状況で入院です。

なのでほんと変な気分でした。

 

明日の手術の内容はシンプルです。

 

・口の中を切開します

・過剰に発達した顎のエラ部分を切ります

・そこにくっついてる筋肉も切ります

・口が開いくので、親知らずを抜きます

 

こんな感じ。結構グロイよね...

 

そんなこんなで部屋に着いたら

諸々の説明を受けました。

 

(妻がその間に荷物整理してくれた...本当にありがとう...)

 

病院食(昼はチャーハン、夜は鶏のトマト煮)を食べて翌日を迎えます。

 

本当に美味しかった。。

 

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あとこっそりツナマヨおにぎりとコンビニクレープ食べちゃいました。最後の晩餐と思って。。

 

 

 

DAY 1

2025.10.14

 

本日が手術当日!

 

全身麻酔の手術となるので、吐いちゃうと危険だし朝ご飯はなし。お水も飲んじゃだめ。

 

まずは手術の内容の最終確認をしました。

骨のここを切りますねって感じ。

 

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あと顎の現在の可動範囲を再度チェック

 

さて。どうなることやら。

そんな僕は手術に関してかなり楽観視してたのでした。

 

 

いよいよ、、手術にうつりますということで、

手術着に着替えて、徒歩で手術室に向かいました。

 

 

最新設備っぽい感じの超かっこいい手術室に来て、

内心ワクワク。。。ドキドキしてました。

 

 

 

これから手術かぁ、、、すぐ終わるといいなぁ

 

 

そんな感じ。

 

 

名前の確認をして酸素マスクしたらそこから、全身麻酔で意識がすぐ落ちました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

激痛で目が覚めました

 

 

 

 

 

 

 

 

妻の顔が一瞬見えたと思ったら

血と体液と涎で溺れかけ

吸引器具で吸ってもらうんだけど

奥の方に入れられると激痛で激痛で、、、

 

記憶が混濁してるのですが

とにかく痛くて苦しかった。

 

 

 

息が苦しくて、何度もナースコールして

ついには自分で吸引器を使わせてもらう形になって。

 

 

身体が激痛で全く動かせず、

腕だけを頼りに吸引器を探しては

息を確保してました

 

 

 

 

そして気絶して夜中に起きます。

 

 

 

 

夜中はとにかく苦しかったし長かった。

 

 

 

夜11時ごろから朝6時まで一睡もできず

 

病室が4人部屋で、、同室の人に迷惑かけないように、泣きながら体液を飲みこんでました。

 

吸引器うるさ過ぎて夜使えないのよ、、、

 

 

こう言う時って

なんで時間の流れが超遅くなるんだろうね

 

 

もう深夜四時ごろかなと思って、

必死で携帯取ってみたら深夜の1時10分

 

 

絶望でしかなかった。

 

 

 

顎の筋肉を切ってる影響で

口を閉じることができず、

涎やら体液やらが溜まり、

それをティッシュで吸ったり、飲み込んだり

 

唇バキバキでナースコールして

軟膏塗って貰ったりしました。

 

 

全身麻酔の影響で身体全身だるい

 

あと、なぜかがっちがちにタオルケットでおくるみされててその上に毛布かけてあって、

暑すぎて汗が止まらなかったww(何かしら理由あるのだろう)

 

 

あ、あと、

 

おしっこを吸ってくれる管が股間に刺さっていたんだけど、そんな説明なかったから、

とっても吸水してくれるオムツを吐いてるのかと勘違いしてた

 

ナースの人に、「オムツパンパンになってますかね...?」ってスマホのメモで聞いたら、

 

「おしっこの管が刺さってるだけですよー!タオルケットがぐるぐる巻きでお股に挟まってるから、そう感じたのかもしれないですね、、、布団じゃなくてタオルケットにします?」って言われて、、、顔真っ赤にしながら「お願いします」って言った

 

 

 

タオルケット被ってると熱くなって、

脱ぐと寒い状況が地味に辛かった。

 

多分異常に汗をかいてたからだと思う

エアコンの風で汗が揮発してめっちゃ寒かった

 

 

 

 

とにかく地獄みたいな1日目の夜でした

 

<状態>

・口が閉じない。開けっぱなし

・唇はパンパンに腫れ上がっている(キン肉マンみたいな口になってる)

・親知らずや傷口からの出血を吸引する管が口から二本出ている

・麻酔、抗生物質を点滴で入れられている

・体を起こすのも顎に激痛が走るので、自分で頭の髪の毛を掴んで補助しながら起きる感じ

 

 

 

 

 

DAY2

2025.10.15

 

 

朝、車椅子で口腔外科まで運ばれた。

 

点滴と車椅子をWで運ばなきゃならんのに

華奢な看護師さん1人で運び始めて...

 

途中で一般の患者さんが手伝ってくれたりして、

本当にありがたかった

 

奥様とおじさま、本当にありがとう

 

 

口腔外科についたら、いつもの先生が出てきて

様子を見ていきますねーってスタートした

 

 

顎をギューって無理やり閉じる感じで押された。

いててててって、感じで、涙が自然と出たw

 

結局、まだ腫れがひどくて噛み合わせとか全くできない

でもしっかり顎は開いてるから成功は成功

 

口から二本の管を抜いた。

だいぶ楽になった。

 

あとはしっかり腫れが引いてくのを待ちつつ、

様子を見ましょうという感じ。

 

 

妻が14時ごろ来てくれた。

 

本当に心の支え。

温かい言葉をたくさんかけてくれて

ありがたかった。

 

あと、切除した骨と歯を見せてくれたww

 

あれれ、、事前に聞いてたよりたくさん骨切られてるぞ???笑

 

親知らずも、でっかくてびっくりしました。

 

・口は未だ閉じない

・唇はパンパンに腫れ上がっている(キン肉マン)

・麻酔、抗生物質を点滴で入れられている

・体を起こすのも顎に激痛が走るので、自分で頭の髪の毛を掴んで補助しながら起きる感じ

 

こんな2日目でした。

 

夜、流動食って感じのご飯が出たんだけど、

マジで食べれない....

 

頑張ってお粥だけスプーンで掬って、

息の力で吸い込むみたいな感じ。

 

繰り返すと結構顎痛くなってきて、

3/10くらいしか食べられなかった

 

あと、口に残ったお粥がキモすぎて、

めっちゃうがいした、、、

 

(うがいも普通にくちゅくちゅできないから、

口に含んでそのまま首の角度でバーって吐き出す感じ)

 

 

ほんともう最悪、、、、

 

 

 

 

DAY3

2025.10.16 (ブログ記載日 朝10:00)

 

ベッドの頭側の角度を少し高くしてねたら

鼻の呼吸が通るようになって

21時から3時くらいまでは寝れた。

 

 

上唇の腫れが若干良くなってきた気がする

 

 

朝、自分で歩いてトイレ行けた

 

あと、お粥と味噌汁も飲めたし

麦茶もストロー使って何とか少し飲めた。

 

うがいも昨日より少ししっかりと出来た。

 

 

 

そんなこんなでまた今日も診察。

口の周りを消毒してもらって、

炎症状況の確認。

 

血は止まってるって言われた。

まじでよかった。。。

 

変な体液も減ってきてるから

割と生活は過ごしやすくなってきてる

 

 

ただ、まだまだビジュアルは激ヤバ

 

口はパンパンだし、

顔半分は痺れてるし、

話せない(滑舌できない)

 

 

ここから綺麗な顔に戻るのか

本当に心配、、、

 

 

 

そんな心配をしながらも

妻や会社の上司からの温かい言葉に助けられて

メンタル保ててます

 

 

さて、今日も必死に耐えるぞ〜

 

 

 

凄い豆知識を共有します※玄人向け

 

 

 

 

 

 

 

ども

 

 

 

 

 

 

頭悪い奴です

 

 

 

 

 

 

ブログ更新久しぶりですね

 

 

 

 

 

 

 

お久しブリーフ というのは

もう死語でしょうかね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和のお久しぶりギャグは

 

 

 

 

 

 

 

何かご存知でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

ぜひ知っていたらコメントで教えてください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お久しブリンバンバンボォーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今日は皆様に

とっておきの豆知識を伝授したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、下ネタとか苦手な人いたら

静かにブラウザを閉じて、、、、あ、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

新曲upしました

https://youtu.be/tvDrx8DaRDg?si=pWQV5AXzC9QpZPBd

 

よかったら聞いてね

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、

 

 

 

 

 

 

 

 

下ネタ苦手な方は上記リンクから

youtubeに移動ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、それでは、、

 

 

 

 

 

 

 

 

私が今年一年驚愕した豆知識を

 

 

 

 

 

 

 

 

お伝えしましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いきますよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

いきます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒルの、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒルのちん◯んはドリルになっている

 

 

 

 

 

 

 

エグくない??

 

 

 

 

 

 

 

いやね、、、、私はね、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

この世の中の全てのオスはね、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

フェンシングのような、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

たった一つの真っっっ直ぐな槍をもつ

 

 

 

 

 

 

 

 

それがオスの世界の真理だと思っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒル、、、

彼らは私の想像の遥か上をいきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

穴掘り器のような、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、そう今ではなく、ほんと穴掘り器のような

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかも、絶対行為も困難になる形状をしてて、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

私は疑問に思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生命の進化で一体何があったのか、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遺伝子が突然変異を起こして進化していく過程で、なぜちんち◯をドリルにした方が生存戦略として有効であるとされたのか、

 

 

 

 

 

 

 

 

生命の不思議に触れる面白い機会となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さんの周りには、ドリルを持った方はいらっしゃいますでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

怖いですよね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぜひ、皆様は、人生をかけて愛し続けたいという人に出会ったら、「ありのままのあなたが好きだ」と伝えましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

必ずね。、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少なくとも、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

「あなたとは刺激が足りない」なんて、

口が裂けても言わないで。

 

 

 

 

 

 

 

 

彼の遺伝子が勘違いして、彼の持つグングニルの槍が

プロスペクタードリルになってしまうかもしれませんから。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか、、、ごめん。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は明日バーベキューというリア獣イベントで早いので眠るとします。

 

 

 

 

 

 

 

 

読んでくれてありがとう

 

 

 

 

 

 

 

 

おやすいみん

fairy rules

夕闇が迫る中、私は友人とキャンプを楽しんでいた。

 

 

ひとしきり遊び終え、テントに潜ると、

友人が持ってきた中古の雑誌を読み漁った。

 

 

その書籍の中の1ページに「妖精の規則」と言うものが記されていた。好奇心に駆られた私たちは、それに従って試しに妖精を呼び出すことにした。

 

 

といっても、ただ妖精の名前を暗闇に向けて3回言うだけ。

 


テントの入り口を開け、深い闇に向かって、

妖精っぽい名前を2人で何回か言ってみた。

 


当然、特に何も起こらず、

友人は「明日早いよ」と言って寝てしまった。

 


私もぼやけたまなこでスマホを弄っていると、目の前が光りだし、光の中から小さな妖精が現れた。妖精は微笑みながら、私の一番の願い事を叶えてくれると言った。また、その代わりに1つのルールを呟いた。

「私に嘘をついてはいけないよ。」

 


私は100万円を受け取った後、妖精を夜の森に送り出した。そして、そのまま眠った。

 


深夜、テントの中で目を覚ますと、妖精が私の枕元に立っていた。その表情は冷たく歪んでいた。

「嘘をついたね…」

妖精の手が私の頬を撫でる。恐怖で声も出せず、身動き一つ取れなかった。

「嘘をつく者は時を失い消えるの。」

その言葉が聞こえた途端、身体は急激に歳を取り、やがて砂のように崩れ去った。

そして精神体だけがその場に残り、ただただその場で浮遊するのだった。

 


私の愛する友人の寝顔をただただ、

私の愛する友人の泣き顔をただただ、

ただただ、その場で眺め続けた。

boy and witch

 

 

私の両親は魔女狩りで拷問の末、殺された。

 


なんとか生き延びた私は、街の人間たちから忌み嫌われており、ひっそりと森の奥に佇む古い家で生きている。

 


そんな私が山で木の実を拾っていると、顔が青ざめた少年が倒れていた。

毒を持つ果実を口にした様だった。

 


綺麗な装飾が施された服を脱がせて、治癒魔法を施した。

体内に蓄積された毒を分解して、腫瘍と炎症を回復させた。

 


置いて帰るのも心配だったので、自宅に連れ帰りベッドに寝かせた。

すると1時間ほどで少年は目を覚ました。

 


金髪に緑色の瞳を持つ綺麗な顔立ちの少年からは、とても感謝された。

 


学校の自由研究の一環で森の植物を調べていたところ、見たことのない果実を発見して、好奇心から口にしてしまったようだ。

 


とてもいい子だった。

私みたいな魔女が作った食事でも、美味しいと言って食べてくれた。

 


彼は、感謝の証に

「街で一番人気のパン屋さんのクロワッサン」を

プレゼントしたいと言いだした。

 


私は要らないと言ったのだが、

「明日また戻ってくる!」

と言って、街へ降りて行ったのだった。

 


次の日、彼は来なかった。

まぁ子供には私が魔女であることが、理解できていなかったのであろう。

自宅で両親にでも話して怒られでもしたのだろう。

 


私も手当てだけに留めるべきだった。

家にあげるべきでなかったと反省した。

 


すると、ドアをノックする音が響いた。

開けると屈強な男達が立っていた。

 


...魔女狩りだ。

きっと、あの少年は国の兵の息子だったのだ。

 


私はネズミに化けて逃げようとした。

その時、男達の奥の方から

「逃げて!!!」

という昨日の少年の声が聞こえた。

 


「黙ってろ!」

少年を殴る音が聞こえた。

 

 

 

 


私は激怒した。

 


転移魔法で目の前の男たちを上空へ転移させた。

上空1000mから地面に向かって落下してくる男達は無様で無力だった。

 


男たちは全員地面に叩きつけられ弾けて死んだ。

少年は震えていた。

 


「ごめんね。」

私は家を捨てて森に消えた。

 

 

 

残された少年は一人、夜空の月を見上げていた。

彼を殴りつけた男こそ、彼の父親であった。

 


少年の足元の赤く濡れた草木をキラキラと照らす、今宵の満月は唯々とても綺麗だった。

playful aggression

あなたは私を好いている。

 

 

 

私はあなたを愛している。

 

 

 

でもあなたは私を愛してはいない。

 

 

 

ただただ好いているだけ。

 

 

 

あなたは今夜も私を部屋へ呼び出す。

 

 

 

私が玄関ドアを開けると

 

 

 

あなたは私を部屋に呼び込む。

 

 

 

そして私を床に座らせる。

 

 

 

あなたはアールグレイを淹れてくれる。

 

 

 

そして湯気の立つティーカップを片手に持ち

 

 

 

あなたは私の頭にかけるのだ。

 

 

 

 


あなたはその後、

 

 

 

 


私の目を、口を、鼻を殴る。

 

 

 

 


鼻血を流す私を見て

 

 

 

 


綺麗だ。という。

 

 

 

 


あなたはモノクロのタバコに火をつけて

 

 

 

 


私を抱きしめて、部屋を出て行った。

 

 

 

 


私は右目が見えなくなっていた。

 

 

 

 


下唇も腫れ上がっていた。

 

 

 

 


生温かい鼻血は唇を染める。

 

 

 

 


あなたは私を好いている。

 

 

 

私はあなたを愛してる。

 

 

 

私は

 

 

https://youtu.be/c4d_9Aa_MjM

 

幽霊とゲーム女子

 

 

 

 

 

 

暴力、ホラー表現あり。閲覧注意

 

 

 

 

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私は恋人に捨てられて一人暮らしを始めた。

自暴自棄で都内で一番安い事故物件を選択した。

 


月15,000円のボロアパート。

隣で一家殺人事件があったんだって。

 


私も殺してくれないかな。

なんて。

 


別に暮らしていて困ることは特段なかった。

家賃安いし貯金も貯まったし。

 

 

私以外の部屋は空室みたいで夜ゲームしてて

「やったー!」とか声出しても、

誰も文句を言わなかった。

やりたい放題できて最高だった。

 


昼からバイトして、

家に帰ると朝までゲーム

 


そんな私の1番の生きがいは

深夜1時から5時にかけてやっていた

FPSのゲーム生配信だった。

 


いつも楽しくライブ配信をしていた。

 

 

その日は、いつもと同じように配信するはずだったのに。

 

 

 

 

 

 

配信のコメント欄がおかしかった。

「声がガサガサじゃない?」

「風邪ひいてる?無理しないで」など

心配の声をもらった。

 


私は風邪など引いていないのに。

 

 

 

私がキルされると、机がバンッて鳴った。

心臓止まるかと思った。

 

 

 

私がキャーッて驚くと、襖がガタガタと揺れた。

 

 

 

間違いなく心霊現象だった。

 

 

 

 

私が勝つと、床がドンドンって人が跳ねてるような音するし、私がミスすると背中をトントンってされて、まじでビビった。

 

 

 

 

 


この幽霊、、、

私と一緒にゲームを楽しんでる?

 

 

 

背中を触られて怖くなった私は、

配信を切ると一目散に布団に潜った。

 


シーンと静まり返った室内には

私を怖がらせようなどという悪意は

全く感じなかった。

 

 

 

 


1週間も経つと、私は幽霊に慣れていた。

 


幽霊は思念体、目には見えないが確かに存在した。しかも、私が少し訓練すると、コントローラーを操作し出し、ゲームをしだした。

 


私が家の鍵を開ける音がしたら電気もつけてくれた。鍵を閉め忘れるとちゃんと掛けてくれた。

 


ノートと鉛筆を使って筆談もした。

○とか×とかしか書けないみたいだけど。

肩も揉んでくれた。

 


もう全く怖くもなく、

むしろ私にとってはその幽霊は既に家族だった。

 

 

 

そんな私の家に元彼がやってきた。

今の彼女と喧嘩をしたらしい。

 


私は散々この人に傷つけられたのに

まだ好きで、家に上げてしまった。

 


でも、彼は私の体だけが目当てだった。

部屋に入った途端キスされ、貯まった欲望をむき出しに私の服に手を入れてきた。

 


私はそれを「嫌だ」と言った。

 

 

その瞬間だった。

 

 

 

彼が急に青ざめて腰を抜かして地面に倒れ込んだ。

彼の首元に、赤い3本線のみみず腫れが出来た。

 

いやだ、、、いや、、しにたくない、、、

 

彼は、私の目の前で急に憔悴しはじめた。

うぐぅ、、、と泡を吹き意識を失った彼を心配して私が声をかけると、

 

ハッと急に意識を取り戻し、彼は「ごめん、帰る。ごめん。ほんとごめん。」と言って部屋を飛び出して行ったのだった。

 

 

 

異常に怯えていた。

 

 

 


私は玄関に座り込んだ。

 

 

 

幽霊が私を守ってくれた...?

彼を殺そうとした...?

私のため...?

 

 

 

 


私も何かしたら殺される...?

 

 

 

 


私は幽霊の存在に恐怖を覚えた。

カランっと洋室の鉛筆が机から落ちた。

 

 

 

 


ノートには大きな汚い文字で、

「ありがとう」と書いてあった。

 


その日から私の部屋に幽霊は出なくなった。

よくわかんないけど、きっと成仏したのかも知れない。

 

 

 

 

 

 

 


another

 

 

それはいつも通りだった。

俺は夜の10時に家に帰ると、キッチンにはラップのされたハンバーグが置いてあった。

 


付箋には、レンジでチンして食べてね。って。

チンせず、皿とフォークを持って2階の自室に向かった。

 


ゲームを楽しむ深夜1時。一区切りついて電源を消すと、ガシャっという、どこかのドアを開ける音が聞こえた。

 


夜中ということもあって不思議だった。

 


隣のアパートかな?にしては近かったような...。

もしかしたら父さんが出て行ったのかも?

いや、こんな時間に行くこと今までなかった。

 

 

 

 

 

 

...俺、ちゃんと鍵閉めたっけ。

 

 

 

 


急に怖くなった俺は、ドアの音を立てないようゆっくりと部屋を出て廊下を見渡す。

 

 

 

誰もいない。

 

 

 

安心したのも束の間、1階から「うぐぅ」という、

何か呻き声のような声がした。

 

 

 

1階にはお父さんとお母さんが寝ている....

 


そして、ドンドンと、何か揉み合っているような音が続いた。

 


だがそれも1分ほどでまた静まり返った。

 

 

 

静寂に包まれた闇の中から、

ギシッ、、、ギシッ、、、っと

階段を上る音が響いた。

 

 

 

こっちに何者かがくる、、、

 

 

 

2階に向かってきているようだった。

俺は恐怖で心臓の音が破裂しそうで、

息がうまくできなかった。

 

 

 

 


足音が止まると、

隣の部屋のドアが開く音がした。

 

 

 

妹の部屋だ...

 

 

 

 


俺はフォークを右手に握りしめて、

自分の部屋を静かに出た。

 

 

 

 


「パパ...?」

寝ぼけた妹の声が聞こえた。

 

 

 

 


妹の部屋を覗き込むと、

すらっとした長身の男が刃物を振り上げていた。

そのシルエットが

月明かりに照らされて目に飛び込んだ。

 

 

 

 


「あ、、、やめ、、」

 

 

 

 


俺が情けない声を出した瞬間、

妹の身体に三徳包丁の鋭い刃が突き立てられる。

 

 

 

 


あ、、、、、あ、、、、、

 

 

 

妹を刺し殺した男は、こちらに振り向くと、

ニタっと笑い近付いてきた。

 

 

 

 

 

 

俺は首を締め上げられると、そのまま階段から突き落とされた。そして....

蛍少女の話

 

 

私は蛍に呪われた。

 

 

当時16歳。奥多摩のコテージに泊まりにいった時のことだった。川辺にあった小さな祠を倒しちゃったのが原因かと思う。虫に驚いて寄り掛かったら崩れちゃったような、単なる事故だったんだけど、、、、

 

 

それからというもの散々な日々だった。

 

 

 

 

私は感情が昂るとお尻というか腰の辺りが

光るようになってしまった。黄緑色に。

 

 

 

 

 

まず、お兄ちゃんに、コテージの夜に丁度いいと馬鹿にされた。私は怒って大きい声を出すと、めっちゃ光って恥ずかしかった。

 

 

 

 

 

 

カラオケで歌うと楽しくてめちゃくちゃ光るし、

 

 

 

 

 

 

 

お化け屋敷でも怖くてめちゃくちゃ光るし

 

 

 

 

 

 

 

私が、初恋の人に振られちゃった時なんか、

 

 

 

 

 

 

家で泣いてたら、隣の家からチカチカ鬱陶しいって苦情きた。

 

 

 

 

 

 

 

そんな私の事を、

周りは特に変わらず受け入れてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで2年経ったある日、

急に食事を受け付けなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

何も喉を通らなくなった。

 

 

 

 

 

 

身体がカサカサになってきて

 

 

 

 

 

 

 

私は蛹になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10日間、私はサナギだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

10日経つと、私は渋谷の病院のベッドで目を覚ました。

 

 

 

 

 

 

真っ暗闇の中で体を起こすと、バリバリバリって皮膚が破けた。

 

赤ちゃんみたいなぷるぷる肌の掌で、身体についた殻を落とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前には棒立ちのお母さんと、

あんぐり口をあけたお医者さんがいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お母さんは私に抱きついてきて大泣きした。

私もめちゃくちゃ泣いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

めっちゃお尻が光った。

 

 

 

 

 

 

その後検査したんだけど身体に異常はなかった。

 

 

 

 

ただ一つ、私は水しか飲めない身体になった。

 

 

 

 

 

 

 

不思議と空腹にはならないのだけれど、

とにかく心臓の音が小さいと言われた。

 

 

 

 

 

 

前例がない事象で、体も元気だからと、とにかく点滴で栄養を身体に送り込んだのだが、胸は苦しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

私が目を覚ました翌日、お母さんが先生と2人でお話ししているところを盗み聞きした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「このまま、身体が衰弱していくとあと数日で彼女は死んでしまいます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それを聞いた私は、スリッパのまま病院を抜け出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛び出した先にある渋谷の街並みは煌びやかで、私の灯りなんて見えもしなかった。

 

 

 

 

 

 

私は母親の財布から抜き取った3万2000円で

身なりを整えて人生を終える場所探しを始めた。

 

 

 

 

どうせ死ぬなら可愛く死にたい。

 

 

 

 

 

死にたくないけど。

 

 

 

 

 

そんなこんな言っている間に夜になり、

土砂降りの雨が降り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

ビニール傘を雨粒が叩きつける。

 

 

 

 

 

渋谷は雨が降っても、夜になっても明るかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

それは突然私の目の前で起きた。

 

道玄坂のテナントビルの入り口で、細身の小汚い男性が、黒スーツの男に突き飛ばされて、ゴミ袋が積み重なった集積所に頭から突っ込んだ。

 

 

 

 

 

 

「金がねえくせに調子に乗りやがって!次来たら二度と歩けなくしてやるからな!」

 

 

 

 

黒スーツは一頻り罵声を浴びせると、店に戻っていった。

 

 

 

 

 

人生で初めて、夜の世界を見た私は、好奇心にお尻を光らせながら、ゴミ塗れの男に駆け寄った。

 

 

 

 

 

「だ、、、、、大丈夫ですか?」

 

 

 

 

 

声を掛けると、彼は私の腰辺りを見て、

「綺麗だ」といって抱きついてきた。

 

 

 

 

 

 

ビニール傘を手放し、思い切りビンタした。

これが彼と私の出会いだった。

 

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、彼の住む築50年の違法建築物、

104号室に転がり込んだ。

ゴミ溜めのような6畳1間を、黄色の電灯が彩る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私もうすぐ死んじゃうんだって」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が呟くと彼は笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺も死のうと思ってたんだ。その絵。」

 

彼が指差した先には、ガムテープで壁に貼り付けられた聖母の絵画があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「人生で一番頑張った大作だったんだけどね。

 鼻につくって言われてさ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼に何があったのかは分からなかったけど、

その絵はとても綺麗で、私は好きだと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「綺麗。勿体ない。」

 

 

 

 

 

 

 

「アートってそういうもん。君の方が綺麗だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ私を描いてよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

こうして今から、私と彼は渋谷の立ち入り禁止になった廃ビルで人生の残り火を燃やし尽くす事になる。