cyber punk girl
記憶は幼少期の3歳から。
研究所で育った私は毎日、
研究室でヒト壊し方を学ぶ。
私のパパはメガネの優しい先生。
傷付いた血まみれの左腕を綺麗に縫ってくれる。
10歳になった私はヒトの構造を理解し、
暗殺術を習得した。体の一部を機械化した。
綺麗な顔を傷つけないようにと
パパは少し大きな赤いゴーグルをくれた。
15歳、政界や裏社会を暗躍していた。
機械化手術が社会に普及する中で、
確実な殺害を約束する噂が静かに広まる。
17歳、パパは殺害された。
信頼していた研究員、政府の人間達に裏切られ、
私を作り出した事が悪だと見なされ、死んだ。
18歳、私は生まれた施設を。利用されたこの街を。全てを破壊することを決意し歩み始める。
listen